封鎖戦の基本とマナー

 俺、封鎖嫌いです。するのもされるのも嫌いです。でもゲームシステム上、戦術的に封鎖を用いなければいけない局面が今のJMにはあるのは事実なわけで、必要ならばしなければならない。どうせやるなら上手くやらねばならない。しかし封鎖をしっかりやるためには団結力が必要となり、数がどれだけいてもそれがなければあっという間に崩壊します。よくPOFより無限の方が封鎖が上手いと言われますが、そんな事言わせないくらいの封鎖の基本を学び、それぞれが順守していきましょう。

 ※2004.7.5のパッチで封鎖戦の事情も少々変わりました。ですが、基本的な部分では大きな変更はないと思われますので、このまま掲載を続けていきます。

 

■封鎖線の基本陣形

 仲間が少数のときの封鎖の場合、ゲートを背負うようにする陣形は良いと思います。手に余る敵機が突入したときにすぐ逃げ出せますからね。
 
※2004.7.5のパッチにより、敵が「後ろを向いて侵入」する事が可能になり、ゲートを背負う形で待機していても、突入してきた敵から突然バズなどを喰らうという事が起こるようになりました。ですが、少人数の場合はすぐに逃げ出せるこの位置は、今も有効なのかもしれません。

 ここでの戦略指南は「大規模封鎖線」の場合を書きますので、今はひとまず小規模封鎖の事は忘れて下さい。
 味方がある程度の人数が揃っているとき、封鎖の形態は下図のような陣形をとることがベストだと思います。

 ゲートと向きあうような形で、ポップエリアを遠巻きに半円状に囲むように配置します。「大規模だろうと、敵機の背後から撃ち込むのは有効では?」という考えもあるでしょうが、それ自体は有効であっても、それがためにもっと大きな効果を失う事になります。

 こんな感じで敵がどっと雪崩れ込んできたとします。(2004.7.5のパッチにより、敵が侵入した際の機体向きは一定ではなくなりました)
 当然POFは集中砲火しますが、無限側も出来るだけ封鎖人員を削るようにPOPと同時にバズやグレを連射しつつ、突撃するものもありますが、無駄に撃破され支配率を下げないようにゲートの方に下がってくる者が多いです。

 そのときに、ゲートを背負う形で布陣している仲間がいると、躊躇してしまい集中砲火の効果が半減してしまいます。背後からの攻撃は一見効果的でも、多くの仲間が取り囲む陣形の場合はその多くの仲間の攻撃妨害、無限の逃げ込み援助になりかねないわけですね。

 なので、ある程度の規模の封鎖をするときは、ゲートを背負うのはやめたほうが効果的です。また、前の方でうろちょろする人も見掛けますが、全体の布陣を見て、自分の位置が出過ぎているかどうかは判別できるかと思います。個人ではなく団体での闘いは、統制をとる事が非常に重要なので、ワンマンプレイはさけるように心がけましょう。

 

■戦い方と注意点
 
封鎖線できちんとした陣形をとったとき、その布陣の効果をもっとも発揮させるためには、敵機が突入してきたときにどのように撃つかが鍵となります。

 基本は、定位置で留まったまま一斉射撃!

 マフィアの映画かなんかでよくありますが、取り囲んで一糸乱れず一斉射撃する映像あるでしょう。まぁあんな感じですね。「自分の攻撃が届かない相手」は、届く相手に任せます。とにかく自分が撃てる相手だけを撃つ。動くのは敵の弾をよけるだけにしたい。

 ・敵機が下がっていっても、絶対に追わない!
 ・遮へい物があって敵機に攻撃が届かなくなっても、移動しない!
 ・無駄に左右に動いたりしない!
 ・仲間の後ろから闇雲に撃ったりしない!

 JMでの戦闘の基本は「常に動きながら撃つ」ではありますが、封鎖線の場合は、必要以上に動かないで陣形を保つことが大事です。
 また人数が増えれば当然、最前列に並べず仲間の後ろに位置取りしないといけない事も多くなりますが、必要以上には撃ちたがらないようにしてほしい。(ジャンプ撃ちや、前の仲間が定着砲台撃ちをしている場合の脇撃ちなど、ある程度はイイと思いますが)「なんのために俺達居るの?」って疑問があるかもしれませんけど、敵機が一度でも封鎖解除のために突入してくれば味方も無事ではいられません。修理に戻る仲間がいれば当然封鎖網も手薄になるわけで、そのときに最前列の修理にいった味方と位置を交換するようにするためには予備兵力は大変重要になります。また、敵機は必ずしも下がるわけではなく、場を荒そうと前に飛び出してくるのも多いです。そういうのの処理をするためにも重要です。余談ですが、最前列の封鎖員は飛び出してくる人間を追いすぎて、無駄に封鎖形状を崩さないようにすることも大切です。

 

■使用武器
 
陣形をきちんと保つことを徹底できれば、バズ、グレが封鎖ではもっとも効果を発揮します。あえて言えば、ライフルは封鎖戦ではあまり効力を示さないんじゃないのかなと思います。

 大規模封鎖戦のときは、ショットガン系は控えたほうがいいでしょう。

 小規模の場合は使えるかとは思います。また「封鎖解除戦」でも効果を発揮するとも思います。ですが、大規模封鎖の形状を維持するにはある程度の射程をもたないと定位置からの固定砲台射撃が難しくなります。勿論ショットガンを使って定位置で撃ち続けるのも構いませんが「ショットガンなんだから近づかないと撃てないんだよ」ってのは避けてほしい。

 バズグレなどは大変効果的なわけですが、使い方次第でもっと効果的にもなります。
 基本中の基本ですけれど、バズーカは水平撃ちより足下を撃つように心がけたい。ゲートを背負わない陣形をとっていても、向かいに仲間がいることはあるわけで、敵にあたらず仲間に誤射する可能性も回避できます。また、足下撃ちは敵機に当たらずとも、地面に当たったさいの爆風で敵機が被弾&スタンをする事が多々あります。大変効果的です。

 グレネードは実践で使う前に、どの角度で撃ったら、どの程度飛んで着弾するのかをよくよく検証し、修練積んでから使うべきだと思います。そして、その修練を積んだ腕をいかし、敵前衛の後方あたりに着弾させるように撃つのがベストです。多くの敵機にあたりますし、封鎖されている場合、敵は後方に下がる事はよくありますので、当たりやすいかと思います。

 

■修理行動
 敵機が突入してくれば、必ず無傷ではいられなくなりますし、エネも消費します。ですが、敵機の封鎖解除隊を追い返してもみんながみんな、ガレージに戻っては封鎖形状を保てなくなり、敵機の再突入で封鎖突破は必至です。ですので回りの状況を見て、軽傷の場合はリペアでなんとか持ちこたえたり、リペアがなくとも、重症である仲間がガレージから帰ってくるのを待つなどしてほしい。

 また、修理に戻るとき、出来るだけ封鎖形状の外を大回りにまわってゲートまでいき、ゲートもはじっこを通って帰るようにしてください。真ん中を抜けていくのはやめましょうね。