戦術指南-前衛編

 俺の一番の分野です。
 POFは前衛がやたらと少ないときが多いです。後衛の支援というのは前衛にとっても大変心強いものにはなりますが、最前線のラインを押し上げるにはある程度の数の前衛が必要不可欠です。よくある話、敵のラインを押し上げ前に出てみたところだれ一人味方が追従することがなく、振り返ってみれば自分以外全部スナイパーだったとか……。孤立無援になる、そんな悲しい体験をしている前衛は少なくないでしょうが、聖鋼騎士団は前衛の存在を強く支持したいと考えてます。頑張りましょう!

 

■回避行動。
 基本編でも書きましたが、まずは死なないことです。そのためには回避行動は重要です。脚を止めて撃ち合うのは愚の骨頂。正面から直進して撃ち合うのも殺してくれと言っているようなものです。出来る限り、前後左右に動き続け、ときには回り込みながら撃つ。LSGなど発射間隔に一瞬の間があるものも、LSG>横移動>LSG>…とすることで、自分自身に攻撃が及びにくくなります。この動きは複数ボタンマウスにダッシャーAT(フルキー0)を割り当てて使うと楽になります。
 また、あまり横移動をし続けながら撃つのは控えたほうが良いかもしれません。これは場合によりますが、ずっと横スライドで敵と撃ち合っているとき、コア耐久値よりまずは自分の脚の耐久値を見て下さい。それが減ってなければ問題ないです。しかし「一定の動き」で攻撃をしているときは相手にとっては「狙いやすい」とも言えます。お互いにスライド走行で撃ち合っているときは当然こちらも狙いやすいわけで、自分の機体のダメージと相談し、とにかく脚が削られているようなら即座に切り返した方がよいでしょう。

 

■接近行動。
 距離が離れているときはともかくとして、ある程度近づいてきたら敵に真っ直ぐ向かうのは馬鹿正直すぎです。

 相対したときに、敵のやや横に向かって寄りながら、斜め撃ちをします。これにより敵からの弾は比較的当たりにくく、距離もある程度詰めていく事が出来ます。勿論スライド行動なども交えながら闘えば、有利に闘えるかと思えます。
 このとき注意したいのが、この図の場合敵機より左側が視覚になりがちです。レーダーでその方向に敵機がいないか、またレーダーの敵機の動きから向いている方向を想定し、バズなどを喰らわないように注意しましょう。また逆に、右手側の視界は開けますので、そっちがわに敵がいたならば、ときどき「見えてるんだぞ!」とばかりに牽制弾を撃つと良いでしょう。

 ※もし自分がLMG二丁持ちであったなら、敵に対して真っ正面を向いて闘う事は有効なのかもしれません。なぜならばLMGの大きさで脚をカバー出来るからです。しかし相手がLMGの場合で自分がそれ以外のとき、正面から攻めては相手の脚まで攻撃が届きにくいかと思われます。この辺、まだまだ研究の余地がありそうです。

 

■狙うべき箇所。
 脚です。
 コアではなくとにかく脚です。LSGを使った奇襲であっても、相手がビリーボックスのような耐久値の低いコアではないかぎり、とにかく脚を破壊し行動を鈍らせることが肝要です。敵も簡単には脚を撃破させてはくれません。スライド走行してきたり、前後左右に暴れたり。そんなときも「敵がくるであろう場所」予測して撃ちます。ターゲットマークを敵に合わせて撃つのは、敵の脚を壊してからすることです。

 自分の体験で検証した結果、面白い事実が判明しました。
 いつの間にか脚が壊れてた、なんてことりませんか?
 俺はあります……。基本編でも書きましたが、脚の耐久値はとにかく気にして下さい。グレやバズで脚を削られるのはわかりやすいのですが、マシンガンなどで脚を撃たれていても意外と気付かないのです。なぜなら、コアに当たるとエフェクトや音がハッキリしているためみんな慌てるのですが、脚は気付かない人が多いのですよ。上手い人は脚を破壊するのが上手いだけでなく、自分の脚の状態にも敏感なのです。もし撃ち合いで相手がコアを撃って満足しているような人間ならば撃たせてあげなされ。特に夜叉コアなら自分のコアが大破するまえに完全に相手の脚がいかれます。

 とにかく狙うのは脚! 注意すべきものも脚!

 動きを封じた相手なんてのは、赤子の首をひねるのと変わらないほど楽な相手です。コアを破壊し、撃破を取りたい気持ちはわかりますが、まずは脚を止めましょう。

 

■逃走行動。
 的確に判断し、やばいと思ったら退くことも大事です。騎士は退かねど、戦略的撤退は有りなのです。あい。(でも仲間を置き去りや盾にしないでね)
 逆脚の場合、回避ではなく完全に逃走と決めたら即座に決断し、前方旋回して脚がもつことを祈りながら即座に戦線離脱すべきです。半端に後退などをしていたらすぐ死に至ります。機動力あっての逆脚なので、バック行動は基本的に考えないほうが良いでしょう。

 二脚の場合、前後左右あまり速度はかわりません。旋回出来るならタイミングをはかって旋回し逃げるべきですが、後ろが見えない状況では敵のミサイル系のいい的になるかもしれません。
 バック走行で逃げるとき、バズ等で狙われてもスライド走行でよけるようなことはしないで、バック走行のまま蛇行したほうがよいでしょう。スライドさせると、いつかは追いつかれてしまいます。相手がバズ等撃ってきたら、それこそ距離を引き離すチャンスなので。
 背を向けて逃げるときの裏技的逃走技ですが「バックミラー」を使う技は有効です。そんな機能は本来ないわけですが、ダッシャーAT中ならば「C」ボタンを押すことで、カメラアングルモードになります。それを使えばダッシュ状態で逃走しながらも後方確認ができるのです。敵は相手が背中をむけてしまうと、攻撃の仕方が単調になってきます。Cボタン活用で、的確にバズなどをよければ「後ろに目があるのか!?」と思わせるような絶妙な回避逃走が可能です。
 ただし、これは慣れないと難しいし、あまり近距離のときはやらないほうが無難です。

 

■前衛のマナー。
 
弾が全然届かないような場所……しかも仲間の背中越しにマシンガンなどを連発する人はとにかくやめましょう。当たらない距離から敵を威嚇するのは有りです。ですが、前方に仲間がいて、その人に当たるかもしれない場所からマシンガン連打するのは最低な行為と思われます。
 また、前衛は基本的に回避行動でスライド走行をよくします。ときには自分の斜め前方で闘っていた仲間が自分の前までスライドしてくることもありますが、そういうときは撃つのを止めましょう。「入ってきたそいつが悪い」じゃないんです。

 死にかけの敵に群がるとき、その気持ちはわかります。ですが、敵にかぶさるほど近寄るのはやめましょう。それでわざと仲間の射線を潰したいという人もいるのでしょうが、最低かと思われます。そういう行動にでたときに誤射されても文句は言えません。
 また、この場合でも撃破を取りたい気持ちはわかりますが、自分と敵の距離が遠く、間に仲間がいるとき、後ろからあまり撃ちすぎないように。仲間とクロスしそうなときには当然撃つのをやめるのは最低限のマナーかと思います。